どういう…
「相澤隊長は、本来なら戦闘部隊のトップに立つべき人間だ。
実力では、総隊長の次に位置する。
武力、魔術、頭脳、スキル、精神力、どれをとっても超一流。
ちなみに、相澤隊長はこの城下町にいる間もペナルティを付けている。
つまり、Levelを制限しているんだ。
相澤隊長は絶対に信頼できる。
あの人は約束は必ず守る…」
侑弥さんがチャーシューに噛り付くのを僕は黙ってみていた。
こんなにも部下から信頼されているんだ…
「他には?」
僕が黙って麺をすすると、侑弥さんが再び声をかけてきた。
気になる事…
「えっと…
侑弥さんのLevelって隊長を越えてるのに、なんで副隊長をしているんですか?」
これって聞いてもよかったのかな?
僕は少し不安になりながら、答えを待った。
「確かに、あの二人より実力は上だ。
でも、俺には役目がある。
隊長をしていたら忙しすぎて役目を果たせない、だから辞退したんだ。」
辞退。
僕は気まずくなった空気を誤魔化すように、スープをすすった。
秘密の多そうな人だ。
そんな表情もどんぶりで隠しながら。

