「もうきちゃったの?

とりあえず空にいこうか。」

大地君は全く驚く事無くそう言うと、右手を横に振った。


空間が捻れ、さっきの巨大な鳥が姿を現す。

「こいつはファルコン!

僕の唯一使える魔法で出てくる召喚獣さ。

ファルコン、俊君を掴んで飛んでくれ!」

大地君はファルコンの背中に乗りながら言った。

掴んでって…

何する気なんだろ…

そう思ってると、僕の肩をファルコンの足が捕らえた。まさか……


僕は体温が見る見るうちに下がって行くのを感じた。


そして……


僕はそのまま空を飛んでいた。


「だだ大地君!

早く降ろして!!


怖いって!!

ねぇ!!」

僕はパニック状態に陥りながらも眼下で異常な存在感を放っているクエストボスを見た。

刹那、球体から針のようなものが大量に生え、全てが僕目がけて飛んできた。

こんな状況じゃ避けれない!

僕は右腕を伸ばした。

避けれないなら破壊するしかない!

「風刃!!」

僕は無数に飛んでくる針に向けて風の刄を放った。