「理沙…

大丈夫だ

クリアしてやるから

俺がついてんだからよ!!」

水城が理沙ちゃんに向かって優しく言う

しかし…

理沙ちゃんは首を振った

「お兄ちゃんゲームなんかしたことないでしょ?

お兄ちゃんがいるから心配なのよ!」

あ…


なるほどね…


そうこうしていると、いきなり腕に付いている機械が震えだした


そして…


《基礎ステータスが決定しました

メニュー画面のステータスから確認してください

なお、友達登録をしていれば旅が便利になります》

落ち着き払った機械の声が頭に響く


とりあえず、そのステータスを見てみようかな…

僕は三人に提案した

いつまでも止まっていても仕方ない、クリアするために必要なことをしよう…と


「いいこというじゃん★

まずステータス見てみよ〜★」


奏ちゃん…

君はいつでもどこでも元気なんだね…


僕は奏ちゃんのたくましさを改めて実感し、ステータスを確認してみた

もちろん水城の分は理沙ちゃんがしたことは言うまでもない