肩を掴んでいた手が外れ、僕は瞬間的に振り向いた。

が…

大通りに人が多すぎて天空寺が誰かはわからなかった。

わかったのは、天空寺って名前とどの部隊にも所属していないこと、僕らを助けてくれることだけ…

性別は男だろうけど、はっきりとはわからない。

相澤隊長みたいなこともあるんだから…

僕は、前を向き直し、緑の光目指して歩き始めた。

このことは誰にも言わない。



僕が緑の光に辿り着いたのはそれから5分ほど後だった。

見ている間にも、一枚の紙を握り締めながらワープする人が大量にいた。

「お待たせ!

さぁ行こうか!」

大地君が二枚の紙をヒラヒラと振りながら歩いてきた。

よかった。待ち時間で寝てたらどうしようかと思ったよ。

「どんなクエストなの?

始める前に少し聞いておきたいんだけど…」

そう、魔王の城みたいにうっかり裏ステージなんて行ったら嫌だし、どんな敵が出てくるのか知りたいから…

「難易度が変わるからどうも言えないんだよね…

敵が狂ったロボットってだけ言っとくよ。」

おいおい…

そんだけかい…

僕は大地君から紙を受け取り、同時に光に飛びこんだ。