「スキル屋に行って浮いたコインでスキルを買ってくるがいい。

どんなときでも役に立つからな!」

店員は店の外を指差し、笑顔を見せた。

スキルか…


「俺は、そんなもの使わない!

それより、早く強くなりてぇんだ!

おい!!

修行すんだろ!?

早く行こうぜ!!」

俺は完全に固まっているナルシ野郎に言った。

「ガハハハハハハ!!


スキルには頼らないか!

空!!

いいパートナーを持ったな!!

こいつは強くなるぜ!?」


店員がナルシ野郎に向かって声を張り上げている。

「当たり前です!

この僕のペアは中途半端な奴には勤まりませんよ?

この僕の足を引っ張らないことを祈るだけです。」

ナルシ野郎はそう言うと一礼し、店内から出ていった。

店内には、俺と店員だけが取り残されていた。

「ありがとな!

俺は…」

俺が礼を言い終わらないうちに、店員は店の奥に行ってしまった。

礼は無用…か……。

でけぇ男だぜ。

俺は、その場で鎧服を着、《黙って寄ってけ!》を後にした。


その後俺達は回復アイテムをしこたま買い、城下町を後にした。