私達が店から出たのはそれから10分程後だった。


「いや〜すごいね君。

すごいもの見せてもらったよ。


おだいはいいから、また来てね!」

店長さんがそう言ってくれ、私達は少し前方の《黒犬って寄ってけ!》っていう看板の店に向かった。

「あんなに食べるなんて思わなかったし!」

愛が笑いながら横を歩く。

頭だけ鎧を取っていて左腕に持っている。

なんだか、この鎧は普通の服と重さは変わらないらしい。

「奏はマジシャンだからローブを買わなきゃね。

スキルもあったほうが良いし、回復の手段も無いとね。」

愛が《黒犬って寄ってけ!》の扉を開けながら振り返って言った。

よくわかんないけど、服を新しくして、道具を買うって事でしょ?

「いらっしゃい!

お?

今度はあんたか!

ちょっと前に大地と魔剣士の兄ちゃんが来たぜ?

姉ちゃんはマジシャンだよな?

見たところ炎だな?」

私は店内に入るとすぐに赤いバンダナの店員さんに言われた。

そっか、俊も来たんだ★

あとでラーメン教えてあげなくちゃね★

「あったりぃ★

私は操炎者だよ★」

私の答えを聞いた刹那、店員さんは店の奥に行ってしまった。