ヘルメスは私の想像を遥かに越える速さで大通りを風のように走った。
そして数分後、私達は《鷹の眼》と書かれた看板の前でヘルメスを降りた。鷹の眼は大通りから少し離れた場所にあり、少し寂れた感じの店だった。
ヘルメスは、光の玉となり、優枝さんのローブの中へと消えていく。
「入ろっか!」
私は軽く頷き、優枝さんの後ろについて店内に入っていった。
店内は外見から分かるとおりだった。
木製で、壁にはライフルや拳銃がかけられていて、反対側の壁には弓が、その横には私が着ているような和服やラフな服が置かれている。
部屋の真ん中には色んな色のネックレスが置かれていた。
カウンターには、あのビー玉のような回復アイテムが瓶に詰められている。
あれも買わなきゃいけないな…
「早く選ぼっか!
好きなのある?」
優枝さんは卵のように並べられている手榴弾を眺めながら聞いてきた。
私は買い物の時、あまり悩まない

