「ありがと!!

本当に助かります!!」

私は優枝さんの方を向き、満面の笑みを送った。しかし、そこにいたのは優枝さんではなかった。


「早く乗りなよ!

店まで少しはなれてるから、移動手段がいるでしょ!」

そこにいたのは馬だった。

真っ白い毛の馬だ。

すごくきれい…

思わず息を呑むような白馬、蹄はすでに地面を蹴り、やる気はばっちり。

「早く!!

この子はヘルメス。うちの召喚獣よ!」

私は優枝さんにヘルメスの背中に乗せてもらい、今浮かんだ二つの疑問を聞いた。

「あの、今って魔法使ったんですよね?

なんで、傍にいる私にΜΡ消費の情報が流れないんですか?

それと、乗馬ってすごく難しいんじゃぁ…」

私は前に座っている優枝さんのローブを掴んだ。ヘルメスが歩きだしたんだ。

「知らないんだっけ?

LEVELが100を越えている人は情報を流すか流さないか独自に決めれるの。

いちいち流してたら流されたほうも鬱陶しいでしょ?

あと、乗馬だっけ??

理沙ちゃん、これはゲームよ?」


優枝さんはそう言うと、ヘルメスを走らせ始めた。