「そういえば、支払いはどうした?」

スキル屋に向かう途中、大地君が欠伸をしながら言った。

本当にマイペースだよな…

水城とペアだったらとっくにしばかれてるよ…

「つけでいいって言われたんだ。

スキルってどのくらいするモノかな?」

僕はスキル屋と書かれた看板の前で大地君に確認した。

さすがにつけ二つはやばい気がするからね。

「あぁ…

起こしてくれれば隊長からもらった無料券使ったのに…

まぁスキル屋で使えばいっか…」

はい?

無料券??

おいおいおいおいお〜い!!

先に言ってよ!!


僕はため息を吐き、スキル屋に入っていった。

店内はガラスのケースが大半をしめていて、その中には色んな色のブレスレットが入っている。

これがスキルかな?

僕は一番近くの赤色のブレスレットを見た。

《火炎魔法吸収スキル》


「いらっしゃいませ。

何になさいますか?」

僕は近づいてきた店員をみた。

黙って寄ってけ!の店員はかなり元気だったが、この店員はかなり落ち着いたオーラを放っている。

「あの…スキルについてまだよく分からないんですけど、選ぶコツみたいなのありますか?」


僕はさっそく椅子に向かおうとしている大地君の腕を掴みながら店員にきいた。