「俺だけの秘密♪星華チャンにも教えてやんねぇよ☆……じゃ、仕事行って来ます♪」



『……ん…いってらっしゃい』



人間同士の恋人だったらキスして別れるんだろうか…


私が霊体だから……人間じゃないから…



どんどん遠ざかる松原サンの大きな背中に、私は小さく手を降って見送る事しか出来ない