恋愛倶楽部 -love-




あぁ風音か。


「桃色よりは黒色な気もするけどね」

そう考えたら、やっぱり禁止は禁止のままじゃなきゃダメかな。



「ちぇー、オレだってゆゆと恋愛したいのに」

毎回思うんだけど、奏斗の言う恋愛は本気の恋じゃないよね。


遊びに極めて近いと思う。



「案外、片想いのほうが楽しいかもしれないよ」

牡丹に継いで会話途中参加の黎緒先輩。


禁止を禁止じゃなくしたら、この人から逃げるのも苦労しそうだ。



「ところで蘭さん、メール」

「メール?」


首を傾げて聞き返せば、最新型のパソコンの画面を向けられて。


「なみだ?るい?これって…」

何日か前に送られてきたメールの送り主と同じ名前。




表示されたメールの文章はこうだった。




――――――――――
name:涙
title:
――――――――――


曼珠沙華を象った赤い
刻印は紅珠沙の証拠
ヤツらが動き出すまで
には時間がない
黒い華も警戒したほう
がいい

紫は決して味方にはな
れないことを忘れては
いけない


――――――――――






「曼珠沙華って、俗に言う彼岸花のことですよね」