2人してこっち見て、苦笑いしちゃって。
「あたし、何か変なこと言ってる?」
意味がわからなくて、風音と黎緒先輩を見る。
と、風音はなぜか涙目に。
黎緒先輩からは冷ややかな微笑みが。
いったい何だっていうの?
「なぁ、ゆゆ?
おまえさぁ、亜蓮先輩と」
奏斗が再び口を開く。
「気になることがあるんですけれど、天南先輩と」
次いで牡丹も口を開く。
ん?なんで亜蓮?
「「どこまで───」」
「うわーーーっ」
声をハモらせた奏斗と牡丹。
それを遮るように、風音の半泣きの叫び声。
なっ、ちょっと、みんなついに壊れたか?
黎緒先輩以外、様子がいつもと違うぞ?
「ゆゆは汚されてないよね!?」
しかも風音、そんなこと大声で聞いてくるなんて。
ひょっとして、今あの2人、あたしが亜蓮とどこまで進展したのか聞こうとしたの?
もう、そんな大げさに問いつめなくても。
「あははっ、大丈夫だよ。
キスまでだってー」
さすがに、あたしは奏斗ほど軽くはないもんね。


