長い廊下を進み、とある場所で立ち止まる。
こちらです、と促されついに到着してしまった。
足を踏み入れたそこには広々とした空間が。
「これなら2人でも、ゆったり入れるね!」
「そうですね」
「……あたしは1人で入りたい」
それぞれが感想を自由に述べていく。
今さらだけど、このメンバーで夜寝られるのか不安になってきた。
遊ぶことに付き合わされて、夜更かしになりそうな予感。
「では、お部屋に戻りましょう」
役目を果たしたとばかりに、回れ右をして来た道を引き返す。
「えーヤダ、これからゆゆと入るの」
なのに風音は、やっぱり駄々をこねるわけで。
「ダメです」
きっぱり牡丹に切られていた。
「年頃の男女が共に入浴するだなんて、ご両親が許さなくても私が許しません」
あのー‥それ日本語的に意味おかしくない?
許しが降りることないじゃん。
「とにかくですね、常識から考えてダメなものはダメなんです」
うわっ、まさか牡丹から常識云々を説かれる日がやって来るとは。
あなたも成長したのね。
「てめーが脅したんだろ!」
しみじみと感動していると、どこからともなく声が響く。
この声、寿羅?


