昼間ケンカになったヤツが見当たらない。
いい加減謝ろうって思ってたんだけどな。
「えぇ、まだ来てませんよ」
「そっか」
ちゃんと来るのかな。
なんだかんだ言って、いっつも一緒にいたんだし来るよね?
ぶっちゃけ、早く仲直りしたい。
「ゆゆのケータイ、ずっとピカピカしてるよぉ?」
「あ、奏斗」
風音に言われ、はっとする。
電話して呼び戻さないと。
ケータイを開くと夕空の写真。
待ち受け画面、凪兎に見られたんだよね。
勝手にいじり出すんだもん。
びっくりしたよ………ん!?
あたしは画面の下まで見た瞬間、自分の目を疑った。
なにこれ!?
「着信が……32件!?」
ちょっと、多くないか。
怖いんだけど!
もちろん発信源はすべて奏斗。
どんだけ過保護な親友だろうか。
まるで嫌がらせを受けているみたいなこの心境。
着信が多いって、あまり嬉しくないもんだね。
「も───」
『ゆゆ、無事か!?』
もしもしさえも言わせてくれないのか、てめぇは。


