その日の夜私は小学生の頃からの親友、カナとご飯を食べに行った。
「ちょっと聞いてよ!今日めっちゃかっこいい人みてん!まぢタイプだわー。」
「千種のかっこいいは怪しいて。笑」
想わず食べていたグラタンをこぼしそうになった。
親友だからこそ言えるのだろうが、失礼にも程がある。
お返しとばかりに
「あんたの旦那はどおなのさ。人のこと言えんやん。」
悪態づきながらも頭のなかはとしでいっぱいだった。
営業部とは普段別社屋で仕事をしているためあまり顔をあわすことがなく、なんとなく1ヶ月が過ぎようとしている頃だった。
「お疲れ~。この領収書清算してよ。」
としが領収書をひらひらさせながら事務所に入ってきた。
トイレの前の通路でタバコを吸っているのを確認して、しゃべりたくてわざとトイレに行くふりをして席をたった。
「青木さんお疲れ様です。」
「おーお疲れ。そおいや竹内さんとあんまり話したことないよな。メアド教えてよ?」
どきっとした。
冗談なのか本気なのか。
考え抜いた挙げ句「はい」と応えてしまっていた。
「ちょっと聞いてよ!今日めっちゃかっこいい人みてん!まぢタイプだわー。」
「千種のかっこいいは怪しいて。笑」
想わず食べていたグラタンをこぼしそうになった。
親友だからこそ言えるのだろうが、失礼にも程がある。
お返しとばかりに
「あんたの旦那はどおなのさ。人のこと言えんやん。」
悪態づきながらも頭のなかはとしでいっぱいだった。
営業部とは普段別社屋で仕事をしているためあまり顔をあわすことがなく、なんとなく1ヶ月が過ぎようとしている頃だった。
「お疲れ~。この領収書清算してよ。」
としが領収書をひらひらさせながら事務所に入ってきた。
トイレの前の通路でタバコを吸っているのを確認して、しゃべりたくてわざとトイレに行くふりをして席をたった。
「青木さんお疲れ様です。」
「おーお疲れ。そおいや竹内さんとあんまり話したことないよな。メアド教えてよ?」
どきっとした。
冗談なのか本気なのか。
考え抜いた挙げ句「はい」と応えてしまっていた。
