貴方の背中を…



「2階の俺の部屋で皆集まってるから。」


えぇっ!
もう、皆さん来てるの??




…はぁ。


女が10人…か。


―トントン


翔くんは階段を早々に上って行く。

女の人と腕を組んで。


私は、そのあとを急いで付いていく。



翔くんの部屋の前まで来ると、
女の人の笑い声が聞こえた。


あのシーンを思い出してしまった。


翔くんと女の人が、キスしてたところを―…。



―ガチャッ


翔くんが部屋のドアを開けると、


「おぉぉぉ!!」


と、いう声が部屋中に響いた。