貴方の背中を…



どうせ、私の事好きでもないくせに…





取りあえず、返信しよッ!!



To :翔くん
Sub:
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じゃあ、今から行くね。
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…送信ッ!


そして、私は財布と、携帯と、誕生日プレゼントを鞄に詰め込み、

家を出た。



一歩で翔くん家の前に来れる。



家が近いって便利~!



あッ!

雄吾とか、どうしよう…。



取りあえず、1時に私ん家来るって約束だったから…



…まぁ、私ん家来れば、翔くん家も分かるでしょ!!



そんな軽い事を考えながら…


翔くん家の、インターホンを押した。



―ピンポンッ



―しばらくして…


「はい。」


そんな声と共に、翔くん家の玄関のドアが開いた。