女の子は美香に気づかず熱心に歌っていた。 ときどき自分が納得しないところは何回もリピートしながら。 女の子は少し休憩をとろうと「ふう」と肩の力を息で抜いて後ろを振り向いた。 さっきまで無人だったところに美香がいたので女の子はおもわずびっくりして「わあ!」と叫んでしまった。 その声に驚き美香も「わあ!」と二人同時に驚きの声をあげた。 「びっくりしたなあ。あんたいつからそこいたの?」 「すてきな歌が聴こえてきたから。」 二人は校舎裏のコンクリートの地面にしゃがみこんだ。