「今はおばあちゃんが死んじゃって美香にとっては辛いかもしれないけど、おばあちゃんはきっと天国でも美香を見守っているだろうから、また美香が元気になる日が来るよ。」と琢海は美香を励ましてくれた。





美香の目が一瞬うるっときた。




自分が琢海の彼女だったら、今この瞬間琢海に抱きつくことができたのに。




そうじゃない自分がかろうじて我慢していた。




おばあちゃんがいなくなって琢海と出会った。




きっとおばあちゃんが天国に行ったあと私を心配して、琢海と引き合わせてくれたんだ。





そう思うと美香は自然に納得できた。