休み時間になり、美香はその数名の女子生徒たちに呼び出された。




美香はいきなりバケツで水をかけられてトイレの床に倒れてしまった。




女子生徒たちのリーダーの由実が美香にこうなげかけた。





「いつになったら学校辞めてくれるのかなあ。あんた見てるとマジむかつくんだよ!」





そういいながら美香の髪をわし掴みにし、美香の頭を床にたたきつけて仲間とトイレから出て行った。





美香は泣いてはなかった。





美香にとっては高校に入ってからこんなことなれっこだった。





そのまま床に寝そべっていると、美香にはあの波の音が聞こえてきた。