「芽瑠…起きたの?」



しばらくして芽瑠はやっと目を覚ました。


服は破られており露所が目立っていた。



「どうしてこんな…」

「叶か…」

「そうだけど、なんで服…」

「関係…ないでしょ」



”好き好んでヤッてる”美佐の言葉が浮かぶ。



芽瑠が助けを俺に求めない限り俺はどうすることもできないよ。




「好き好んでヤッてるの?」

「そうだけど?この手に持ってるのはお金。すごいでしょ。10万だよ」




本当に芽瑠の手には10万が握られていた。



「俺…絶対に助けるチャンスは必ず来る」

「はァ?何言ってんのセフレ君もう一回やっとく?」

「ふざけるなよ…もうあんな過ちは起こさないって決めてる」