クラブでも叶はペンダントはギュッと握っていたし。



誰に渡すんだろ。




「あっ叶くん!!」



叶を引き締まった体に美佐が飛びつく。



最近ではもう叶がこっちに来るがことが多くなった。



たぶん美佐の所為だけど。



「ちゅ~してぇ」



軽く唇を重ねてくれた叶に自分からもキスをする美佐。




「叶くんと美佐お似合いだよねぇ?」

「だよね――!」




そんなこという奴はこの2人以外誰もいない。



「叶くん~」



叶の顔を見ない美佐はペンダントに視線がある。



美佐は捨てたいから絶対に手に入れないと。