「はは、芝居だってまたよろしくね」

「俺は抱きたくなかった」

「でも抱いたでしょ。私たちはフレンドじゃない、セフレ」




自分にいい聞かせるように……




辛いと刻まないように何度もいい聞かせた。




「そう……だな」




こちらに目線を注がれたときズキっと心が痛くなった。




「美佐――?もう入ってきていいよ?」




叶のことをもう……友達じゃないんだ。




叶の目線があまりにも切なくて見てられなかった。




「美佐もほら抱いてもらえば?」

「芽瑠……私………」




そう悪魔でも美佐が命令して叶とヤるそんなのはバレてはいけない。




んでもさっき泣いたとき、いやついさっきも



「美佐のために」って言ったし………




もう私が性欲の女だと演じればいっか…




「美佐は私と違うからまだ抱いちゃダメだよ?」

「どういう意味?」

「体目あてじゃないから」