キミを待っている



何時間経っただろうか。

雪は本格的に降り始め、頭の上に積もっていた。

僕は手が冷たくなったので学内の缶コーヒーを買った。

体全体を暖めるため、喉を通す。

「……味がないや、こんなの」

それでも、ほとんどずっと『願いの木』の下にいた。

ユカリさんが来てくれるのを、ずっと待っていた。