雪城さんを送ったあと、自分の家に着く。
カレンダーを確認して気がついたのだけれど、今週の土曜はすでに冬休みに突入している。
……雪城さんが僕と『二人きり』でどこかに行こうってのが、強調されるなあ。
どこに行って、何をするんだろう。
見当がつくはずもない。
だから、気持ちがそわそわしてしまうんだろう。
雪城さんはどんなところに行きたいんだろう。
雪城さんはどんなことがしたいんだろう。
雪城さんは……。
「あ……」
そこで僕は気付く。
帰ってからずっと、雪城さんのことを考えていることに。
いや、今日だけではない。
最近ずっとそうだった。
僕は。
「……雪城さんのことが、好きなのかもしれない」
雪城さんは今日、僕を遊びに誘ってくれた。
きっと彼女も同じことを……なんてことを考えてしまう。
ああ、そうか。
本当に僕はもう。



