誓いの言葉・高校編

「じゃあ ちょっと見ててね」

偉そうにするつもりは無いけれど、彼を見ていて生地は固いし一気にクルッと棒を回さないのが敗因


「もう少し生地をサラサラに溶いて…で、こうしてクルッと一気に回すの!ホラッやって!」


横で真剣に見ていた健太さんは私が話した事をブツブツ復唱しながら何枚か生地を作った


3回目でほぼ完璧に作り私は驚いた


「凄いね!もう出来る様になって!飲み込み良いね!」


嬉しそうに喜ぶ健太さんにちょっとキュンとしてしまった


「瞳ちゃん、騙されたらダメだよ。こいつこうみえても経済学部のTOPだから…
しかも入試TOPで入学の時代表で挨拶したんだよ。
その不器用そうで女子が思わず構いたくなる様な可愛さも、もしかしたら計算なんじゃないかと俺ら疑ってるんだよね」


え…………


横で智也さんに抗議する健太さんを見て何となく"そうかも"って思えてきた…


ふと 省吾さんに視線を合わすと目を逸らされた…


うわ…なんで?


感じ悪ぅ〜

この時の私の省吾さんに対する第一印象は正直余りよくなかった