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その後、1時間弱で目的地である関学園に到着した

流石に名門校なだけあって建物や敷地のスケールが有り得ない位に立派だった

過去全国制覇している部活は剣道だけでは無く、野球・サッカー・柔道等プロの選手も沢山いるだけあって設備も物凄かった

駐車場にバスを停めまずは武道場を目指す

しかし、広くて駐車場から武道場まで歩くのすら面倒な距離だった

コーチは思案し、関学園のコーチに電話をする事にした


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「葛西〜あんたこの学校の合宿希望していたけれど、なんか私達平民にはこの学校の設備の違いに既に気後れしてんだけど…?


「……………従兄弟がここにいるんだ…しかもここの主将だし。だから、来てみたかったんだよな〜」


「えーー!…お金持ちの従兄弟なんだね…」


「そうか?……とりあえず皆には内緒にして欲しいんだよね。俺嫌なんだよね。俺は普通が一番だから…」


「普通?どういう意味?」


「こっちの話。それと…俺の従兄弟と約束もしていたしな…お互い協力関係にある…って訳。まぁ頼むな〜後で従兄弟を紹介すっから」

「………わかった」

何だか意味深