客間から笑い声が聞こえる

一言挨拶してから部屋に行こう…


………コンコン
「こんばんは、いらっしゃいませ…」


「「わっ!瞳ちゃん?大きくなったな〜すっかり女性らしくなって〜」」


な なんかめちゃめちゃ恥ずかしい


「瞳覚えてないか?俺の大学時代の友達。浅野と高橋…浅野は外科医、高橋は新聞社にいるんだ」


「当時の事は、何となく…覚えています。ご無沙汰していました」


「瞳、今日は昔の事で来てもらったんだ。後から省吾君も来るから皆で一緒にご飯たべよう」


「はい。じゃあ私着替えてお母さんの手伝いしてきます」


挨拶を済ませまずは自分の部屋に入る

皆が集まる事に何故か緊張している私

良い話では無い事は確かだ…

これから知る事実に不安を感じながら台所に急いだ




無邪気にアニメを見るチビ達に癒されながらシンクの前に立つと


「瞳ちゃん、不安?
大丈夫よ 皆が付いてるから!今日は美味しい物沢山食べましょうね?」


「ありがとう」

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省吾さんは何時に来るのかな

部屋の時計が7時半を過ぎる頃


家の電話が鳴った