地元のナンバープレートである事を確認して私は家の中に入った


玄関には男物の革靴が2足あった
お客さんなのかな?


リビングに入ると由美子さんが忙しそうにキッチンで料理をしていた


あ…どうしよう 出掛けにくいな…


「ただ今〜お母さんお客さん?」

テレビを見ていた航が足元に纏わり付いてきた


「瞳ちゃんお帰りなさい。今ね、私達の学生時代からの友達が来てるの。昔、瞳ちゃんも何度か会ってるわよ?」


「あのね…私、省吾さんと会う約束していて出掛けても大丈夫かな?」


「あら?確か省吾さん家に来るわよ?」


「え?………例の件でわかった事があって……」


「まぁ でも、今日来た友達も省吾さんもその事で集まるから…」


そうなんだ…また二人になれないんだ
がっかりだな…


「…瞳?ちゃんと話が終わったら二人にしてあげるからそんな顔しないの〜」

///////え〜

私は急に恥ずかしくなって和室にいるお客さんに挨拶に行く事にしてリビングから逃げ出した