駅から出てすぐ省吾さんに連絡した

「……省吾さん、今電話大丈夫?」


「いいよ……どうした?」


「話しをしたいの…今日会える?午後は部活だから、夕方はどうかな?」


「いいよ。俺も話したい事あるし…6時に迎えに行くわ…いちを、由美子さんには門限過ぎるかも…と伝えておけな」


「うん。……じゃあ後で」


---ピッ


何から話そうかな






部室に向かうと廊下に葛西が立っていた
私に気が付くと

「ちょっと話せるか?」

……私は黙って頷き葛西の後に続いた連れて行かれたのは部室から少し離れた空き教室だった

中には愛美もいて私を心配そうに見ていた

「徹、瞳、私先に行くね…後から話し聞かせて…余り時間無いから遅れないでね」

「あ…待って愛美!一緒に話そう?」

すると愛美は首を横に振って

「今は徹の話しを聞いてあげて?部活終わったら二人で話そう?」

私は葛西を見た
すると

「愛美、悪いな…後でな?」
愛美は笑顔で頷き教室を出た…

愛美は葛西が私に何の話をしようとしているのか知ってるんだ…


「悪いな…いきなり呼んで。隆文と会ったんだろ?」


「あ………うん 午前中会ったよ」