「お前、さ、こーゆうときだけ名前呼ぶのずりーよ」
「楓・・・っ?」
「なんでこーゆうときに限って泣くんだよっ!!?」
愛理を泣かしてる俺。
なんで?そんなにイヤ?
そんなに嫌い?
「愛理・・、そんなにキス、嫌?泣くほど嫌?」
「楓・・・。」
「俺、今でもキスしてぇよ?」
「何言ってんの?」
「していいのかよ?」
「だから、何言って・・」
「嫌なら拒否ればいいのにさ、
なに大人しくしてんの?」
俺、愛理が分かんねェ。
誰か教えて、この子のこと。
「俺、愛理が分かんねェよ」
「愛理」
俺の目を見つめ返す愛理。
「愛理、悪いけど帰って」
ちょっと考えさせろよ。
「・・・っ帰るぅ・・・!!」
愛理の声が涙声で。
再び理性が戻ってくる。
あ、・・・俺なにしてんだろ?
やべぇ!
そう思ったときには既に遅し。
ダダダダダッ
勢いよく階段降りる音。
「お邪魔しましたっ」
いっつも乱暴にドアを開けるなって言うくせに乱暴な閉め方。
・・・・・・・・・俺、どーすんの?


