あかいハート♥


「教えない」

「ダメ。言え。」


言え、言え愛理。馬鹿馬鹿言え。


「一緒に寝てあげるから聞かないで。」

言われた瞬間頭を鈍器で殴られたような気がした。

だって、寝て“あげる”ってなに?

そんなにイヤ?

“聞かないで”ってなに?

そんなに頼りねェかよ?

なぁ、なぁ愛理ッ!!!

「なんだそれっ」

ガバッ


気づけば押し倒すような形になっていた。

「え・・・っ?」


愛理の瞳に“恐怖”が写っていた。

なにしてるんだ?やめろ、止めろ


そう思うのに止まらない。