「春瀬先輩は、サボっていませんよ。」 「珍しいわね。ちひろがサボってないなんて…」 本多先輩にとっての春瀬先輩のイメージって一体…。 「ただ…」 「ただ?」 「ただ、バトンパスがあまり出来なくて…」 「というと?」 「まともに、バトンパス出来たためしがないんです。」 「あー。今年もそれか…」 「今年もってどういう事なんですか?」 「長くなるけど聞いてくれる?」 そういうと本多先輩は、長々としゃべりだした。