なかなか、話合いしても進まない。 対抗リレーの選手は、いっこうに決まらない。 そんなとき、女子学級委員が痺れを切らして、発言した。 「決まらないなら、クラスで一番速いタイムの人で決定。」 ……。 「梅崎君よろしく」 笑って言ってるけど、顔が笑ってない。 この時俺は、とんでもない恐怖を覚えた。 反論したいけど、空気的にしてはいけないって感じで…。 「はい。」 と言うことしか俺にはできなかった。 「今日の放課後に顔合わせあるから、ちゃんと行ってよ。」