自己紹介を軽く済ませたあたし達は、次に走順を決めることになった。


「あたしは、奇数の走者が女子で、偶然の走者は男子がいいと思う。」


「俺は、それでいいんじゃないかと思うけど、みんなはどう?」


「いいです。」


かくして、紗羅先輩が考えた案が採用となり走者順が決まりこのように

    -走者順-
かなこ→2年男子→紗羅→3年男子→ちひろ→涼介。
なった。



「えっと、梅崎君だっけ?よろしくね。」


「はい。よろしくお願いします。」


「んじゃ、今日のところはこれで解散。明日から練習だから…」


うげっ。
練習いやだなぁ。


「ちひろ、練習と聞いて露骨に嫌な顔しない。ちゃんときなさいよ。」


「う…。は…はい。」