「やっぱり、ここか。」


「え?……実咲。」


なんで、ここに?って顔をしてるちひろの横の座った。

この学校の中で、ちひろが行きそうな場所なら、屋上くらいしかない。

何故か、わかる。
あの時も、丘にいる気がして向かった。

「ね、実咲。」


「ん?」


「恋愛って難しいね。
あたし多分、誰かを好きになるのが恐いんだ。」


わかってる。
過去があるだけに、また同じことの繰り返しになるんじゃないのかって不安だよね。