『俺…先輩のことが……』

あの日から、この言葉が頭から離れない。
本当はあの日、何が言いたかったの?


謎はどんどん深まるばかり。



実咲にあの後、好きな人いるのか聞いてみた。
でも、期待を大きく外してくれてこう言った。

『イケメンとお金しか興味もってない。だから、梅崎なんて眼中にない!』

って……。


それを聞いて、実咲らしいや
って思う半面……

何故か、ホッとしてる自分がいた。