ある日、ちひろに対するイジメは、先輩の耳に入った。 「ちひろちゃんは、なにがあっても俺が絶対守るから…。」 この一言がたぶん、ちひろの支えだったんだろう。 私も安心していた。 この人なら、ちひろを守ってくれる。 そう思っていた。