「う~ん。右足捻挫ね…たぶん、痛すぎて倒れたんでしょ。」 「なんだ~よかった…」 「フフッ。彼氏なんだから、あんまり彼女を無理させないのよ。」 彼氏って… 「ち…違います…」 「あら、違うのかしら?」 「でも…先輩は、俺の未来の彼女です。」 あまりにも、純粋な夢。 この願いが叶うまでにどのくらいかかるのだろう…。 「純愛ってヤツ?若いわね」 「からかわないで下さい!」 「はいはい。先生、職員室にいるから…なんかあったら呼んで。」 そう言うと、先生はスタスタと立ち去って行った。