もっと…ずっと…

「何それ?」

梓は目を細めて言った

「水。ちょっと酔いさませば」

「水?いらね~」

と言った梓に洋平は

「お前なんかあったのか?」

と水をベンチに置き柵のにもたれた

「別に。」

梓は少し寂しい顔をした

「言いたくなければ聞かねぇけどさぁ」

と洋平が梓を見ると梓はすでに眠っていた

「寝るの早ッ」

洋平は呆れた

・―~♪

梓の携帯が鳴った。梓は眠さに絶えながら電話に出た。

「梓~今どこに居んの?」

電話の相手は英梨だった

「今~?今は……あれ何処だっけハハハ~」

と梓は笑いながら言ったら洋平が梓から携帯を取った

「洋平だけど。今屋上なんだけどこいつ1人で帰れない状況なんだよ。だからこいつの家教えて?」

「私が一緒に帰るよ。今から屋上行くから」

そう言って英梨は電話をきって屋上に向かった

「おい!おい起きろよ。」

洋平か梓の肩を揺するが全く起きる様子がない

「梓?起きてよ。」

英梨が梓を迎えに来た

「こいつ起きねぇーよ。さっき散々起こしたけど起きねぇ。」

「そっかぁ。てか、なんで一緒に居るの?」