もっと…ずっと…

梓は柵に近づいた

「英梨にこの場所教えてくれてここに住みたいって思った」

「へぇ~確かにいい場所だな」

洋平は梓の横に立った

「毎日毎日くだらない。援交やらセックスやら。でも、一発やったら何万何十万ってくれるし、家だって。だから辞められない。あたしにはこんな事しか出来ないし」

「お前バカだろ?自分の体売ってそれでいいのかよ!?安い女になるぞ」

洋平は梓に怒鳴った。

「もぅ充分安い女だよ。」

梓は屋上からの景色を眺めながら冷静に答えた

「やっぱバカだなお前は」

洋平はそう言って屋上を出て行った

「はぁ~あたしだって…あたしだってわかってるよ。バカなことしてるって」

梓は思わず泣いてしまった。そして何十分して泣き止み部屋に戻りすぐに寝た