「みい!!」 会場を後にして外を歩いていると、 後ろから向島先輩が走ってきた。 「先輩…?どうして」 「えっと…さ、差し入れありがとう」 「大したものじゃなくてすいません」 「いやいや…」 先輩はありがとう…と呟くと、 わたしの目を見つめた。 「みい、大事な話がある」