次の日。 一応持ってきた差し入れを手に握って、 わたしは武道館前にいた。 「今日は久しぶりに将くんでるの!!」 将の名前が聞こえて振り向くと そこには千秋がいた。 周りの女子は…塾の人。 「千秋、よく知ってるね~」 「当たり前♪彼女だもん♪」 だよねー、アハハーという声は わたしの横を通り過ぎていった。 将…付き合ってたの。 他の誰かならよかった。 なんであの子なの。 でも将は友達だから、 応援してあげなくちゃ。 待って… 将は今、「友達」なの? 複雑な思いがわたしを貫いた。