由季さん結婚するんだって。 あたし..先輩に 何もしてあげられないんだ。 「ぶざけんな。由季に謝れ」 そーだね。 由季さんにも..謝らなきゃ。 「ちょっと!瑠花! 実紅ちゃんに何言ってんの!」 タオルを片手に戻ってきた由季さんは、先輩にそう言うと、 あたしに向かって真っ直ぐ歩いてくる。