花を愛すように君を愛そう。



ニコニコ顔。



すごい決断をしたあとなのに、幸せそうなその顔は、



まるで、



微笑む天使様のようだった。



「梓と、


あの家を出ることにしたの。







家を出る?



それって・・・。




「かけおちーーーーーー!!!!?」


え、え、え?



どうしてこんなことになったんでしょう!?



春休み中もそんなそぶり見せなかったのに、二人とも。




びっくりして、へなへなと立ちすくんでしまいました。



多分、今私の顔は青白・・・。いや、土色でしょう・・。