花を愛すように君を愛そう。






私は、




私は、




自由に生きては、いけない!!!





本当は、しがらみから解かれて




自由に飛んで行きたいのに。




「さくら!?」




突然しゃがんだ私に驚いて、渚ちゃんも座りこみます。




「……。

温室に行こうか」



それだけでわかってしまう、渚ちゃんはすごい。



静かに頷いて、温室に足を運びました。




温室は、私達二人だけの秘密の場所。



どこに行っても騒がしく休むことが出来ない私達のために、学園が貸してくださった、特別な場所なのです。