私は、 私は、 自由に生きては、いけない!!! 本当は、しがらみから解かれて 自由に飛んで行きたいのに。 「さくら!?」 突然しゃがんだ私に驚いて、渚ちゃんも座りこみます。 「……。 温室に行こうか」 それだけでわかってしまう、渚ちゃんはすごい。 静かに頷いて、温室に足を運びました。 温室は、私達二人だけの秘密の場所。 どこに行っても騒がしく休むことが出来ない私達のために、学園が貸してくださった、特別な場所なのです。