アタシ杏の1日はここからテンション ガタ落ちします。



「んじゃ、行ってくんねぇ」



と家族にあいさつした瞬間‘ピーンポーン♪’



うーわ......来た......。




『あーんーーっっ!!!
愛しのミアが迎えにきたよーーーっっ!!!』



アタシは気分サゲサゲでそのまま無視したいドアをしょうがなく開けた。


「はぁ...人んちの前で叫ばないでよ!!
てゆーか近所迷惑だから!!!」


アタシはドアを開けて目の前にいる宮人に向かって言った。
しかも自分の事ミアって呼ぶとかキモイから!
しかも愛しって何よ、愛しって!!




『近所に俺等しかいないからカンケーないもーん
ていうか杏の方が声大きいと思うよ?』




「そういうも問題じゃないの!!
ていうか毎日迎えに来なくていいんですけど......」




『いやいや、お姫様を守るのがナイトのお仕事ですから』




もうっ、何てふざけたヤツなのよ!?



「もういい、アタシ先学校行くから
ウザイから宮人っ」