「桃~遅いよー。」

「あ、ごめんね?」


男の子もカッコよくて、みんな上機嫌。

私だけかぁ。こんな気持ちでいるのは。


自分の場所に座ると、隣には女の子じゃなくて男の子が座ってた。

あ、この人が今日私に会いたいって言ってくれてた人だ。


「あんまり元気ないね。大丈夫?」

「えっ…あ、大丈夫、…です。」


しどろもどろで、敬語になっちゃった私。

その人は『あは』って笑った。