「……あー…今は彼女作る気ないんだよね。」


そう言った瞬間、

一瞬だけミナミの目が素に戻った。


『は?』みたいな目。



猫かぶっててもバレバレな彼女につい笑ってしまう。


俺はきっと、こういう女としか出会ったことがないから、桃のことが気になるんだろうな。



とりあえずオシャレな、でも色んな年齢がいそうな居酒屋に入った。