「わたし、先輩みたいなカッコイイ人とご飯行くなんて初めてです~!」


俺に密着しながら歩くミナミ。

後輩の頼みにOKしたのは自分だけど、そろそろ後悔してきた。



「初めて大学で出会ったときのこと覚えてますか?」

知らねぇし。


「わたし一目惚れで…。また、ご飯連れてってくれますか…?わたし、先輩の彼女に、なりたい、です…。」


キモい。

完璧計算された上目使い。

純情ぶってるけど、絶対経験値高いだろな。